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消費者庁が2023年10月1日から施行する景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう配慮していますが、もし問題のある表現がありましたら、適宜記事内のコメント欄等からご連絡いただければ幸いです。

参考:景品表示法についての詳細はこちらをご参照ください

ダウンサイドの意味(ビジネス用語)

2022年5月10日

ダウンサイドの意味

元々、金融用語として使われている用語です。

金融用語としてのダウンサイドは、正しくは「ダウンサイドリスク」として表記します。「下振れリスク」「下方リスク」ともいいます。

目標が設定されている場合は、それを下回るリスクのことを指します。

例文:中国工作機械市場見通しはダウンサイドリスク要因ながら、8月後半の機械株の株価調整によって減速リスクはある程度株価に織り込まれた

ちなみに、「株価のダウンサイドリスク」という場合は、「金融引き締め、景気悪化、金融危機、業績悪化」などのことを指します。

そしてビジネス用語としてのダウンサイドの意味は「考えられる失敗のこと」つまり、「失敗見込み」です。

例:ネットビジネスでの起業は在庫を持たないので、アップサイド(成功の見込み)が大きく、ダウンサイド(失敗の見込み)が小さい。

アップサイドの意味

反対語として、「アップサイド」という用語があります。

金融用語としてのアップサイドの意味は、アップサイドリスクという単語で使われ、「利益が発生する可能性」「上振れ可能性」という意味です
※リスクは、マイナスでもプラスでもなく、「変動可能性」という意味で考えてください。
例えば、ここみたいに、アップサイドリスクの「リスク」を省略して記載する人がいるので、混乱をきたしています → だから検索してここに来たんだと思います(笑)

そして一般的なビジネス用語としてのアップサイドの意味は「企業や事業の成長余地、業績の伸びしろ」のことを言います。

人によっては、
・「アップサイドを取りに行く」
・「アップサイドを攻める」
などと言いますが、この場合は、「上流にあるビジネス(メーカー等)を攻める」という意味で使っています。(これも混乱の一因)

本来は、「わが社のアップサイドは、どこにあるのだろうか」みたいな感じで使います。つまり「業績アップできる(分野)」「成功が見込める(分野)」という意味です。

言い換えると「伸びしろ」なので「更にトップライン(売上)を伸ばすための事業展開できる分野」とも言えるでしょう。

企業価値評価で使われるアップサイドとダウンサイド

これは上記とは、また違うバリエーションです。

「企業価値評価」を語る場合のアップサイドというのは、「企業としてこれ以上の売上成長率と営業利益率は中長期的には期待できない」というレベルのこと。

一方、ダウンサイドは、「企業として想定されるさまざまな事象が実際発生しても、これ以下の売上の下落率、営業利益率は中長期的には発生することはない」というレベルです。

「アップサイド」「ダウンサイド」の用語は、シチュエーションによりニュアンスが微妙に変化する厄介な単語なので気をつけてください。

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