PID現象とは何か?その意味と解説

2021年11月15日

PID現象とは何か?その意味と解説

PID現象とは、太陽電池を複数接続して高電圧下で使った場合に、太陽電池の回路内に本来電流が流れるべきでない漏れ電流が発生し、太陽電池セルの電気特性が変化することで太陽電池の出力を大きく低下させてしまう現象のことです。

太陽光発電所が次々に建設されていたスペインで2007年ごろから出力が低下する事例が多く報告され、広く知られるようになりました。

PID(Potential Induced Degradation:電力誘起出力低下)現象は経年劣化とは異なり、設置から数年で発生することもあります。ドイツのフラウンホーファー研究機構が2012年にメーカー13社の太陽電池を対象に行った試験では、9社の太陽電池にPID現象による出力低下が見られたといいます。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度 (FIT) の導入に伴い太陽光発電所が急増したことで、日本でも顕在化してきたようですね。

最近では第三者機関の試験を受けてPID現象を起こしにくいという認証を取得している太陽電池もあります。ただPID現象は発生の明確なメカニズムが分かっておらず、その認証があるからといって全く現象が起きないとは言い切れない部分があるのも確かです。

また、PID現象は日本のような高温多湿で、塩分の影響がある沿岸地が多い環境で起こりやすいとも言われています。

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