Fit & Proper testとは何?
Fit & Properテストとは何?か?その意味を解説
フィット&プロパーテストとは、簡単に言うと、適性テストのことです。適格性テストとも言います。
金融業界で海外現地法人に駐在員が派遣される際に、受けるケースがあるテストのことです。
シニアマネージャー層をはじめとする金融機関の役職員個人の適格性に関する規制のこと。
例えば英国では、SM&CR(Senior Managers and Certification Regime)という国際基準やEUルールよりも厳しい規制を16年3月に導入されています。
東南アジアでは、インドネシアでフィット・アンド・プロパーテストを受ける必要あり
ファイナンス会社の取締役及びコミサリスは、インドネシア人か外国人かを問わず、OJKによって実施されるフィット・アンド・プロパーテスト(Penilaian kemampuan dan kepatutan)に合格しなければなりません。
また、外国人従業員は、取締役又はコミサリス以外に就任する場合であっても、OJKによって実施される適合・適正テストに合格しなければなりません。
すでにフィット・アンド・プロパーテストに合格し、取締役等として就任している者も役職が変更する場合(例えば、取締役がコミサリスになる場合)や他社の取締役等に就任する場合には、再度フィット・アンド・プロパーテストに合格しなければなりません。
フィット・アンド・プロパーテストに際しては、受験者の能力、廉潔性及び金融における信用が考慮されます。
OJKは、面接に際して通訳を付けることも認めていましたが、この点はOJKの運用によることから事前に確認する必要があります。
フィット・アンド・プロパーテストにおいては、インドネシア法やファイナンス会社に関する法規制の詳細、就任しようとするファイナンス会社の業務などが質問されることがあるので、事前の準備が必要となります。
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