ジェネラルパートナー、GPとは何か?その意味を解説
ジェネラルパートナー、GPとは何か?その意味を解説
GPとは、MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)に出てくる用語です。
MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)とは、米国で行われている共同投資事業形態のひとつであり、MLPの出資持分が米国の金融商品取引所等で取引されています。
ジェネラルパートナー(GP)はMLP全体の2%程度を出資し、その経営について無限責任を有します。創業者や経営陣、天然資源関連の大企業、投資ファンド、当該MLPの親会社などが直接または間接的にGPとして出資しますが、一般の個人投資家が出資することはほぼありません。(金融商品取引所等では流通していません)
GPが「インセンティブ分配権(IDRs)」を有する場合、GPとLPでは分配成長性が異なる
GPに「インセンティブ分配権(IDRs)」を有する場合があります。
IDRsとは、MLPが支払う分配において、LPへの支払い分配額が増加するにしたがいGPの受け取る分配を相対的に多くすることができる権利のことです。
LPはリミテッド・パートナーです。詳細はこちらをお読みください。
IDRsを有するケースでは、エネルギー関連事業の拡大によりMLPからの分配額が増加すれば、GPへの配分比率はさらに高まります。
そのような場合、GPはLPを上回る高い分配成長を示すことになります。
一方、LPへの分配額が引き下げられる場面などでは、GPの分配減少率がLPを上回る場面も想定されます。
GPへ出資したい場合は、どうすれば良いのか?
一般の個人投資家は通常、GPに出資することはできません。
しかし、MLPによっては、傘下MLPのGPに出資しているケースもあります。
このようなMLPの出資持分に投資すれば、傘下のMLPに対して間接的にGPとして出資することもできます(以下①)。
またGPとしてMLPに出資する企業の株式等に投資をすることで、間接的にGPとして出資することになる場合があります(以下②)。
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