moneyは可算名詞、不可算名詞?その違いの解説
moneyは可算名詞、不可算名詞?その違いについて
名詞を数えられる名詞と数えられない名詞に分類したとき、前者を可算名詞と言い、後者を不可算名詞と言います。
例えば、可算名詞の「多い・少ない」はmany、fewで表して、不可算名詞の「多い・少ない」はmuch、littleで表すと言われます。これはなぜかというと、manyやfewは「数の多い・少ない」を表すので、可算名詞に使います。
一方で、muchやlittleは「量の多い・少ない」を表すので、不可算名詞に使うのです。品詞は副詞になりますが、Thank you very much.と感謝を量で表す表現を考えればわかるでしょう。
money が不可算名詞になる理由
不可算名詞の代表例に、money「お金」がありますが、そもそもmoney「お金」が数えられないと言われても、日本人の感覚であれば納得できないでしょう。なぜならば、5円玉や10円玉は1枚、2枚と数え、千円札や一万円札も1枚、2枚と数えるからです
実はこの5円玉や10円玉、あるいは千円札や一万円札は、厳密には英語のmoneyではありません。5円玉や10円玉は「硬貨」なので英語ではcoinです。千円札や一万円札は「紙幣」なので英語ではbillです。
一方、moneyはcoin「硬貨」やbill「紙幣」をすべてひっくるめた「お金全部」という意味になります。よって、1つ、2つと数えるのではなく、どれくらいあるかと量で考える不可算名詞になります。
続いて、furniture「家具」も数えられない名詞だと言われてもピンときません。机は1つ、2つ、椅子も1つ、2つと数えることができます。実は、机はdesk、椅子はchairで、furnitureとは異なるのです。furnitureの正体はdeskやchairをすべてひっくるめた「家具全部」という意味なのです。よって、moneyと同様に量でとらえる不可算名詞になります。
英語には全部ひとまとめで考える名詞があり、それは1つ2つと数えずに、全部でどれくらいあるかと量でとらえる不可算名詞になります。
baggageはアメリカ英語で、イギリス英語はluggageです。これも厳密には「荷物」ではなく、bagやsuitcaseなどをひとまとめにした「荷物全部」を指します。equipmentは「設備全部」、office equipment「事務設備」は、light「電気」、bathroom「トイレ」などをすべてひっくるめたものです。machinery「機械全部」も、drill「ドリル」やscrewdriver「ドライバー(工具)」をひとまとめで考えたものです。
ここまでをまとめると、money = coin「硬貨」+ bill「お札」と「お金全部」の意味なので、全部でどれくらいあるかと量でとらえる不可算名詞になるわけです。
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