FMVリースとは何か?その意味と詳細解説
FMVリースとは何か?その意味と詳細解説
FMVリースは、あまり日本では聞かない用語ですが、米国リースでよく使われるリース用語です。
FMVとは、Fair Market Valueの略で、意味としては
機械や装置など物件の持つリース期間満了時点の価値(残存価値 → 残価Residual Value)に着目し、物件代金からその価値を差し引いた部分のみをユーザがリース料として支払うスキームです。
日本語で言うと、なんのこちゃない「残価設定リース」のこと(笑)。
将来の価値にかかるリスクはリース会社が原則負担します。
いわゆるモノ価値を見極めて、リースする方式です。
リース会社がリスクを取った残価の部分は、リース元本に算入されないので、ファイナンスリースに比べてリース料が安くなるメリットを享受できます。
FMVリースの対象となる物件は、IT機器(PC、ストレージ)、土木建設機械、輸送用機器、工作機械、医療機器などです。これらの物件はオペレーティングリースも組成できます。
また、会計上、税務上の規定に沿ったオペレーティングリースを組成することにより、オフバランスでの設備投資を実現し、財務戦略にも有効です。
日本におけるFMVリースの分類は、
「オペレーティングリース」+「所有権移転外ファイナンスリース」
となります。
(必ずしも残価設定をしているとは限りませんので、注意してください)
米国におけるFMVリースは、日本のリースの区分とは違う
米国におけるFMVリースは、日本のリースの区分とは違うことにご留意ください。
日本の一般的なリース(フルペイアウトの所有権移転外ファイナンスリース)も、米国の基準では「FMVリース」になります。
FMVリースは、必ずしも会計上のオペレーティングリースになるわけではありません。
会計上オペレーティングリースの契約(オフバランス)は、一般的に米国では約30%くらいしかないと言われています。
ですので、オペリ認定されない場合は、FMVリースであっても、会計上ファイナンスリースとして計上(オンバランス)されるケースの方が多いです。
米国リース会計基準変更による影響
加えてリース会計基準変更による影響もあります。
米国リース会計基準では、公開企業は2019年度(非公開企業も2020年度)から、オペレーティングリースがオンバランスに変わります。
IFRSの流れと同じですね。
役に立ったらここをクリックして応援よろしくお願い致します。ブログ村 英語で仕事






ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません